会長挨拶・活動方針


2020-2021年度 クラブ運営・活動方針

 

会 長 池田 哲郎

中国武漢市から始まった新型コロナウイルスの感染は世界に拡大し、多くの国々において社会経済活動に深刻な影響を与えています。ロータリークラブ活動においても例外ではなく、前年度後半の活動が大きく停滞しました。

終息の見通しが立たない状況下で20202021年度の活動がスタートしますが、このような時期に会長をお引き受けすることに大きな不安と責任の重さを感じています。会員の皆様のお力添えを切にお願いするしだいです。

さて、20202021年度のRI会長であるホルガ―・クナーク氏は、本年1月に米国サンディエゴで開催された国際協議会において、次年度RIテーマとして、「ロータリーは機会の扉を開く(Rotary Opens Opportunities)」を示しました。

地区ガバナーエレクトとして、国際協議会に参加し研修されてこられた漆原摂子ガバナーは、地区の〈会長エレクト研修セミナー〉において、テーマに関して次のように報告されました。「扉の向こうには様々な奉仕の機会が存在する。それは、私たちロータリアンが自分を磨くための新しい環境や学びの機会であり、困っている人々のために役立つ機会でもある。そのような機会の扉を個人やクラブ単位で積極的に開いていこう。」というメーセージであると解釈されたとのことです。

そして、20202021年度地区スローガンとして「クラブが主役となり、奉仕の理念の実践を!」を提示しました。ここで言う奉仕の理念とは、32年間RI事務総長を勤めたチェスリー・ペリーが解説した「他人を思いやり、他人の為になるという考え方」です。クラブ単位で奉仕の理念を実践するということは、2019年から5年間の活動を方向付けるRIの戦略的優先事項(行動計画)のローテーションをスタートさせ、クラブの向上拡大を図ることです。

 ※4つの戦略的優先事項(行動計画)

  ①より大きなインパクトを与える

   ②参加者の基盤を広げる

   ③参加者の積極的なかかわりを促す

   ④適応力を高める

 さて、上総ロータリークラブは1963年(昭和38年)創立の伝統クラブではありますが、・会員数の減少、・仕事の都合で例会や奉仕活動になかなか参加できない、・国際ロータリーの変化についていけない等の課題を抱えています。また、コロナ禍の中で、その推移によっては今後の活動に大きく影響することも予想されます。そこで、当クラブとしては、前年度の活動方針を継承しながら次の事項を今年度の活動方針としたいと思います。

 

20202021年度 上総ロータリークラブ活動方針】

  ①年間プログラムにより各回の例会内容を事前に周知し、出席率の向上に努める。

   (例会会場に来られない会員には、ライン会議等の導入を図っていく)

  ②会員以外の地域人材を卓話者として招き、地域との繋がりの強化に努めるとともに、クラブへの加入を勧め、会員の増加を図っていく。

  ③例会以外に懇親会を実施し、会員相互の親睦を図る。

  ④現在実施している奉仕活動を継続していくとともに、新たな活動を計画していく。

 

  ⑤ロータリー財団、米山記念奨学会の目標達成に努める。